特別寄稿(非公式・仮訳)


地球倫理の確立こそ世界平和の条件

ハンス・キュング氏
「地球倫理財団」会長、国連「文明の対話年」賢人会議メンバー




世界は戦争ではなく平和のビジョンを必要としています。
諸宗教間の平和なくして、諸国家間の平和はありません。
宗教間の対話なくして、諸宗教間の平和はありません。
グローバルな倫理規範なくして、宗教間の対話はありません。
したがって、誰もが納得できる普遍的な地球倫理なくして、
この世界の生き残りはありません。



プロフィール
ハンス・キュング氏/「地球倫理財団」会長、世界宗教者平和会議(WCRP)国際委員会共同会長。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、ヒンズー教、仏教をはじめとした諸宗教の類似性・共通性を研究し、宗教の普遍的価値をより現実的・具体的にした「地球倫理」を提唱している。93年、米国・シカゴで開催された「万国宗教会議」の席上、キュング博士が起草した「地球倫理宣言」が発表、採択された。この宣言は諸宗教の普遍的倫理として「殺すな(生命を尊重せよ)」「盗むな(正直に公正になせ)」「嘘を言うな(真実を話し、行え)」「性的不道徳を犯すな(お互いに尊重し、愛せ)」の4項目を抽出。そこから非暴力の推進や貧困の撲滅など、具体的な行動指針を導いている。地球倫理宣言は世界各地で研究されており、将来、国連の地球倫理宣言として結実することが期待されている。また、キュング博士は世界人権宣言50周年を記念し発表された「人間の責任に関する世界宣言」も起草。同年、国連のアナン事務総長から「文明の対話年」賢人会議の一人に任命された。現在も諸宗教間の対話・協力を通じての平和構築に中心的な役割を果たしている。

地球倫理財団(英語)
国連「文明の対話年」賢人会議(英語)



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